音楽科特別授業”ピアノ解体ショー”を開催しました。
2021.05.14
5月13日(木)2~4校時、音楽科特別授業として、聖徳大学所属の調律師さんを
講師にお招きして「ピアノ解体ショー」を行いました。
まず最初に、調律師というお仕事についてや、どうして調律師になったかなど、事前に生徒の皆さんから
出た質問を元にインタビュー形式でお話をいただきました。
「嫌いなことは出来ないから好きなことを追求した」という言葉に、大きく頷きながら話を聴いている
生徒皆さんの顔がとても印象的でした。
そして、その後メインイベント!!
第一音楽室にあるピアノを解体して、ピアノの中を観察したり、
実際に調律するところを見せていただいたり、自分たちも調律してみたり…
演奏している最中にピアノの下にもぐって響きを体感したり、どこが振動しているのか触ってみたり
もしました。
ピアノの鍵盤が出てくる瞬間は、「おぉ~~」というどよめきが上がっていました。
生徒からは、
「自分の手でピアノをよりよくすることがとても素敵に思えた。調律が合うと心が通ったような感覚がして感動した」
「ピアノの下ってあんなに音が鳴っているのか、こんなにバラバラに解体てきるのか!とびっくりした」
「いつか、ピアノを作るところから壊すところまでを見てみたいと思いました」
「調律のハンマーを購入したいと思いました」
などの感想が出ていました。
そして、、、最後に裏テーマ”普段やってはいけないことをやるって興奮するよね!”
を実行に移し…
調律師さん監修のもと、緩衝材をピアノの中に入れ、弦の振動を体感し、目で見る実験を行いました。
ポップコーンのように跳ねる緩衝材にみんな大興奮!
普段絶対に!!できない実験で、非常に盛り上がりました。
最後に、もう使わない廃材となったピアノのダンパーとハンマーのねじを外してお土産にいただきました。
女子高生ならではの、かわいい発想により、デコレーションされて…
「今やっていることがそのまま将来の職業にならなくてもいいと思えた。やりたいという気持ちを大切にしたいと思った」
「好きなものをとことん好きにすればいいのだなと思った」
「ピアノだけでもまだまだ知らない演奏方法があるとわかって色々試してみたいと思った」
「私も音楽・楽器が好きで絶対に音楽関係の職業に就きたいと考えています。今日の授業で一つ選択肢が増えました」
「働くということ=お金をもらうこと。という概念しかなくて、働く意味についてほとんど考えたことがありませんでした。
今日の授業で、色々な立場の人の気持ちになって考えて働くことも大切だと知りました。まだ早いと思わず、真剣に
自分の将来について考えてみようと思いました」
などの感想が生徒の皆さんから寄せられました。
お忙しい中、沢山の資料を準備して下さり、素晴らしい経験を得る時間を作って下さった調律師の皆様に、心よりお礼申し上げます。
今回皆の心に灯った熱を大切に、今後も音楽科を盛り上げていこうと思います。