オンラインインターンシップ💻実施中です!
2020.09.11
例年,5年生(高校2年生)は夏休みに「インターンシップ」を実施しています。これは,取手聖徳女子中高が教育課程特例校に認定され取り組んでいる「女性キャリア」のプログラムの一環です。
週に2時間,正課の授業として取り組んでいる「女性キャリア」は,生徒一人ひとりが自立し,美しくしなやかな女性としての豊かな人間性と社会性を育むことを目的としています。自身の未来を切り開き,社会に貢献しうる意欲と資質を育てるため,生徒たちは3年間・6年間の学びの中で,多様なプログラムに取り組んでいます。
インターンシップは「女性キャリア」のメインプログラムの一つですが,今年度はコロナ禍で実施を見合わせることになりました。その代わりにオンラインを使って,学校と実社会で働く方々を結び,そのお話を伺う機会を設けることとしました。
9月8日(火)から約2か月にわたって,放課後の時間帯を使って,オンラインインターンシップを実施しています。
昨日は,イギリス在住の大川恵子さんと5名の生徒たちをzoomで結びました。
大川さんは現在,London Borough of Tower Hamlets で英国の地方公務員として働いていらっしゃいます。張替教頭と大学時代のルームメイトであったご縁で,今回のオンラインインターンシップに登壇してくださいました。
ご自身の経歴や現在のお仕事について分かりやすくお話をしてくださり,「仕事」に対する思いを熱く語ってくださいました。
参加した生徒たちは,皆,熱心にメモを取りながら,お話に聞き入っていました。最後に,生徒たちからチャット機能を使って投げかけられた質問に,大川さんが一つ一つ丁寧に答えてくださって,ロンドンと取手を結んだ[オンラインインターンシップ]を終えました。
生徒たちが実社会で働く方々と直接お話しをさせていただくことで,職業に対する認識を具体化していく契機としたいという思いで始まったこの[オンラインインターンシップ]。取手聖徳女子の卒業生を含めて,60名を超える方々がご協力くださいます。本当にありがたいことだと感じています。
今回は,大川さん・張替教頭と大学時代の同級生の東京学芸大学教授の川﨑誠司先生もご参観くださいました。大川さん・川﨑先生,お忙しい中,生徒たちの為にお時間をいただき,ありがとうございました。
コロナ禍で学校での教育活動にも様々な制約があります。しかし,現状を憂いて足を止めてしまっては,せっかくの機会をつぶしてしまいます。今回の[オンラインインターンシップ]の企画は,コロナ禍の中でも生徒たちの学びと体験の機会を作りたいとの強い思いから考え出されたものです。オンラインだからこそ,毎年のインターンシップではお世話になることができない,日本各地そして世界中の方々と生徒たちを結ぶことができました。