スクール・ミッション
建学の精神「和」の下、個性豊かな、協調性のある、礼儀正しい人間形成を行い、自他を尊重し、諸問題の解決に向けて協働する姿勢を育み、将来、社会で活躍できる女性の育成を目指します。
グラデュエーション・ポリシー
本校の教育は、建学の精神「和」の下、「礼節(思いやる力)」「知育(かなえる力)」「勤労(助け合う力)」を柱として展開されています。小笠原流の礼法教育を柱に人間性を陶冶し、心を育てていくと共に、探究する学びを通して、社会のさまざまな課題に対し、他者と協働して解決策を模索するための力を育み、一人ひとりの目標に沿った進路を叶えていきます。
カリキュラム・ポリシー
全ての学年に、「総合的な探究の時間」の3単位・「LHR」の1単位、計 4単位からなる「聖徳プロジェクト」の履修を必須としています。「聖徳プロジェクト」では、探究に必要なスキルを学び、実際に課題解決型の活動に取り組みながら、探究力を育んでいきます。また、LHRでは、探究活動や日々の生活の「振り返り」を行い、「計画⇒実践⇒改善」を繰り返しながら、タスクやスケジュールの管理・調整能力を高めます。
1普通科
普通科では、5年次より豊富な選択科目「MYカリキュラム」を用意しています。4年次に各教科の基礎をしっかり身に付けた上で、5年次に13単位、6年次に13単位の多彩な選択科目を、自己の進路や適性を考慮し、生徒自身が自由に選択できるようになっています。この「MYカリキュラム」により、生徒一人ひとりの進路に対応した個別最適化した学びを実現し、生涯学び続ける姿勢と資質・能力を養います。
2音楽科
音楽科では、音楽の専門科目を卒業までに34単位履修します。音楽の基本である「ソルフェージュ」を重視し、生徒一人ひとりの能力に対応したグレード別授業を展開し、読譜力と表現力を総合的に高めていきます。専門科目の授業を通して、創造性と豊かな感性を磨き、多様な方面で活躍できる〝音楽人〟を育てます。
3高大接続
聖徳大学と連携し、「研究で繋がる高大一貫7年制プロジェクト」を通して、研究と学びの高大接続を推進します。全生徒が5年1学期に、普通科の生徒は6年1学期にも、聖徳大学が開講している「Business Field Linkage(略称 BFL)」に参加し、大学生と協働して学習しながら、実社会での様々な場面に対応できる知識と問題解決のスキルを養います。
アドミッション・ポリシー
1日々の学校生活の中では、多くの人と協働的に学びます。
多様な他者を尊重し、思いやりを持って接することができる人を求めます。
2本校の授業は、受け身の姿勢で「教わる」だけではありません。
積極的に授業に参加し、自ら疑問を見つけ、その答えを見つけようとする姿勢を持った人を求めます。
3本校が求めるのは、完成された人材ではありません。
発展途上の自己と向き合い、他者の個性と感性を尊重して、共に学び続けることのできる人を求めます。
教育方針「人間教育」
近年、教育を取り巻く環境は変化の時期を迎えています。新しい大学入試制度がスタートし、新学習指導要領が導入されるなど、「社会で生きていく力を育むこと」を中心とした教育へと移りつつあります。
本校は、教育のあり方が問われる前から、生徒たちが主体的に学べる環境を用意してきました。それは、教育理念に掲げた「和」の精神に則り、「礼節(思いやる力)」「知育(かなえる力)」「勤労(助け合う力)」の3つを伸ばす「女子教育」です。
令和元年度からは、これまで積み重ね、作り上げてきたカリキュラムを進化させ、「探究」「グローバル」「協働」に重点を置いた教育を行っています。例えば「探究」では、心の中にある「なぜ?」や「知りたい」と感じたテーマを掘り下げ、考え、まとめ、発信する力を伸ばします。本校では教科に限らず、進路やキャリアを探究する授業もカリキュラムに組み込んでいるので、生徒自身が興味あることを自分で調べ、友だちと対話し、振り返りを行いながら、卒業後の進路につながる「目標」を見出していくことができます。
美しい立ち居振る舞いや作法、相手を思いやる力を育む「小笠原流礼法」も、生徒に大きな成長をもたらしています。これからのグローバル社会に羽ばたく生徒たちにとって、日本人が長い歴史の中で積み重ねてきた文化と心を学ぶことは、とても大切だと言えます。