探究の基礎から実践へ。実現する力を培う
総合的な探究の時間週3時間
探究に必要なスキルを学び、実際に探究活動に取り組みながら、探究の力を育んでいきます。栽培したひまわりを用いて商品を企画したり、SDGsの活動を推進したり。一人ひとりが興味あることを探究し、その成果を卒業研究にまとめます。
地域とのつながりの中で、自分をどう活かすかを考える
約30の企業・事業所の協力を得て実施するインターンシップ。働く体験だけでなく、職場の方たちの思いを受け取り、自分たちにこれから何ができるかを考えます。
「地産地消」の商品開発に挑むひまわりプロジェクト
学校近くの休耕畑で栽培したヒマワリの種を搾ったヒマワリ油を使い、化粧品の商品化を目指す活動です。 このように、校内の学びだけでなく、校外に飛び出て、地域と繋がり、社会人との関わりを通して、現実課題に向き合うことで、新たな価値を生み出す力を育みます。
自分を認め、他者を受け入れ、人とつながる力を育む
自己を素直に表現しそれを互いに認め合う体験を通して、自分や他者への気付きを促すプログラム。
対人関係スキル、ストレスマネジメントスキルなどを学びます。
自らの学びで後輩たちを力づける存在になる
生徒一人ひとりが、自らの探究的な学びを深め、相互添削やプレゼンテーションを経てブラッシュアップします。最後に、学びの総仕上げとして、そして、後輩への激励として、卒業研究発表会を実施します。
必修科目以外にも、探究の場を豊富に提供
教科探究(2・3年次) 週2時間
教科探究は、「日本史探究」や「理数探究」などの科目を探究的な学び方に特化して授業を展開していきます。自分の興味がある分野から科目を一つ選択し、課題設定・情報収集・整理分析・発表といった探究のプロセスを通して、学びを深めます。
探究成果を振り返り、次のステップに進む
LHR(ロングホームルーム) 週1時間
LHRをカリキュラムに組み込み、生徒が探究活動を振り返ったり、学校行事の企画を考える時間にあてています。特に振り返りは、これまでの活動を将来にどうつなげていきたいかを考える良い機会になっています。
一人ひとりが進路について前向きに考える
進路探究(3年次)週4時間
すべての生徒が進路について前向きに考えていけるよう、「進路探究」を新設しました。自己分析をし、これまで行ってきた探究テーマを大学の学びにつなげ、面接対策を行うなど、受験に向けた準備を「進路探究」で完結することができます。
進路実績
安心して3年間を過ごし、希望の進路へ。
取手聖徳女子の生徒たちは、探究の力を存分に発揮して受験に臨み、志望大学へ入学しています。
総合型・学校推薦型選抜の合格者数や内部進学者が多いのは、その「証」。
自分らしくのびのびと過ごしてきた高校生活が評価され、「理想の進路」を勝ち取っているのです。
現役進学率 99.0%
4年制大学現役進学率 88.0%
総合型・学校推薦型 選抜入試進学率 92.0%
内部進学(聖徳大学 聖徳大学短期大学部)36.8%
学びたいことを見つけ、それを学べる学部へ。
大学を名前で選ぶのではなく、探究を通して卒業後も学びたいことを見つけ、
それを学べる学部や研究室を探し、受験する。そんな生徒が増えています。
貧困家庭を支援するため、
自分で企画したアプリを市役所にプレゼン!
日々の探究で問題意識を高め、「ひとり親家庭の貧困」というテーマを見つけた私は、さまざまな情報を集めて貧困が起こる原因を探っていきました。「地域コミュニティの力で解決する」という方法を考え、自分で企画した支援アプリを市役所にプレゼン。探究の成果を卒業研究にまとめました。
OGの自分プロジェクト
草野 萌実 さん
総合進学コース卒 明治学院大学 社会学部 社会福祉学科 在学中
取手聖徳女子で見つけた探究のテーマを、
大学の研究につなげて
災害が発生した時、医療や福祉の現場はどのような対策を取っているのだろう。資料を調べて「災害対策が不足している」と知った私は、「地域コミュニティによって緊急時の人手不足を補う」という解決策を考えました。大学で危機管理を学んでいるので、引き続き解決策を探っていくつもりです。
OGの自分プロジェクト
小口 いより さん
特別進学コース卒 日本大学 危機管理学部 危機管理学科 在学中
探究の羽を広げて、自由に羽ばたく
放課後も自由に探究活動
アットホームで、生徒と教員の距離が近い取手聖徳女子では、「生徒の興味・関心」を応援する風土が根付いています。正課の授業に限らず、放課後も自由に探究できるよう、一人ひとりの活動を見守り、応援しています。
上級生が後輩のために探究補講を開催!
学年を超えた取り組み・学外活動
2020年12月、上級生が後輩のために冬季探究補講を企画・開催しました。このように、学年を超えた取り組みも活発です。
さらに、探究の成果を外部のコンテストで披露するなど、学外の活動も積極的に進めています。