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季節の一曲

大田 萌子 2020.11.04

ある季節になると心に流れる曲とか、景色を見たときに思い出す曲…ありますか?
私は、この季節の退勤時、いつも心にこの曲が流れています。

フランスの作曲家、エリック・サティの「グノシエンヌ第1番」です。サティは、風変わりな作曲家として知られていて、
残した曲も「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」「梨の形をした3つの小品」「官僚的なソナチネ」など不思議なタイトルのものがたくさんあります。
このグノシエンヌも、拍子記号(4/4など)がなく小節線もないので、パッと見た感じも不思議な楽譜です。
更に、フランス語で演奏者えの助言として、「輝かしく」「問いかけよ」「ひとかけらの思考をもって」「あなた自身を提起しなさい」「一歩一歩」「舌の上で」などという風変わりなコメントが書かれています。

この曲の持つ不思議な雰囲気が、玄関を出て、黄色い街灯がてらす駐車場までの道、そして夕焼けの最後のひとかけらが見える駐車場の
雰囲気にぴったりな気がします。

さて、音楽科では先月より掲示板に「季節のおすすめクラシック曲」コーナーを作っています。
先月はハロウィンの月でしたので、ハロウィンの雰囲気に合う曲を4曲紹介しました。
どれも素晴らしい名曲なのでぜひ聴いてみてくださいね!掲示板の所には、感想を書くノートも
作りましたので、生徒の皆さんも、先生方も、そしてレッスンシリーズなどで来校される受験生の皆さんもぜひ書いてください♪
こんな雰囲気の曲ありますか?などのリクエストもお待ちしています。