〝寒波〟<〝人の心の温かさ〟
張替 起子 2020.12.11
霧の深い朝でした。慎重に車を走らせながら,目の前の風景と〝行く先の見えぬコロナ禍の今〟が重なって,少し憂鬱な気分になってしまいました。
その鬱々とした心を晴らしてくれたのが,吹奏楽部の生徒たちの奏でる美しいハーモニーでした🎶 今日は無観客で開催される[ 第55回 茨城県アンサンブルコンテスト県大会 ]に出場する3つのグループの生徒たちが,早朝から集まって練習をしていたのです。
いまや〝モーニング・ルーティン〟と化した生徒玄関の除菌活動をしながら,生徒たちの奏でる音を楽しみました。
その生徒玄関ですが,オープンスペースにどなたかが真っ赤なポインセチアとミニシクラメンが置かれていました。日に日に寒くなっていますが,誰かの優しい心が感じられてほんわかします🎄
一昨日,ボランティア部の生徒たちが,前庭のベンチと石畳の苔を落としてくれました。コロナ禍で例年行っている外部施設でのボランティア活動が軒並み中止や延期となり,「何かできないかなぁ」と考えたボランティア部の5年生(高校2年生)・4年生(高校1年生)たちが,〝校内ボランティア〟としてベンチ清掃を企画・実行してくれたのです。
お陰でベンチも石畳も,とってもきれいになりました。ボランティア部の皆さん,ありがとうございました。そして顧問の水越先生,お疲れさまでした。
〝寒波〟よりも〝人の心の温かさ〟の方が強いのだと,しみじみと感じた1週間でした。ボランティア部の皆さん,そして,生徒玄関にポインセチアとミニシクラメンを置いてくださった〝心優しい誰かさん〟のお陰で,心がほんわかあったかくなりました。