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卓586 バーチ・ディ・ダーマ

水越 卓治 2020.12.18

担当クラスの授業も今学期は、
12/16(水)でおしまいでした。

きょうは、この日の3・4校時、
5・6校時のラスト授業の模様をお伝えします。

3・4校時は、5年(高二)AC組、地理A。
11/26の、「廃棄物貿易の時代」の続編です。
卓583 原動力は違和感


( ↑ 2020/12/16  12:10  生徒は、電子黒板の画面内容を、室内Wi-Fi経由で自分のスマフォ等で見ることも可能です。 )


国によって事情の異なる、廃棄物の発生・移動・処理。
この課題につながる開発目標は、どれが該当するのかを
班内で話し合ってもらい、各班から発表してもらいました。

地域の比較において、共通点や相違点を認識するのと同様に、
他の班が発表する「廃棄物」観において、
共通する傾向や、意外だった相違点の双方を知ることがねらいです。

さまざまな要素の関係性をわかりやすく捉えていた班もありましたが、
関係は見えても、いざ言葉にすると難しいような場面も散見されました。
でも、そうした、ちょっとした欠如や余地が発見できただけでも、
意味のある収穫であるはずです。

そのあと、各国の事情から、我々の学校に舞台を戻しまして、
では、我々の生活の場では、どんな是正を促すことができるのか、
ひとひねりのフレーズにしてアップしてもらいました。

街中で出ているものを紹介してくれるアップもありました。


( ↑ 『別分とんちき』と書かれた清掃トラックの側面は、Iさんが実際に柏市内で撮影。)


( ↑ サイトで見つけてきたもの。)

班内で句会か大喜利みたいなテンションで
ひねり出されてきたオリジナル系も、かなり出ました。

ひねる方だけでなく、読もうとする方も、
期待や依存、価値の変化などの概念をもとに、
国語的な思考をはたらかせる契機にもなっているはずです。


( ↑ ウミガメのモデルは、古橋先生が生徒玄関で飼育しているカメタン、ではない。)

広告会社やコピーライターをめざしていてもおかしくなさそうな、
もしくは、街中で見かける聖典の一節の掲示のような
アップまで出てきました。

「中国、スウェーデン、マラウイの3か国の廃棄物事情を見たり」
から「私たちの生活するこの学校の廃棄物事情をさぐったり」へ。

…他国や国際関係に見る事例から言えることを、
身近な範囲に落とし込むとどうなるかを、
考えてもらった方がいいのでは。
…11月初頭の教科会で、いいヒントを得ての実践となりました。


( 2020/12/16  13:12 1階・第1調理実習室の窓から )

午後は、
6年(高三)C組の、選択・地理B(7名)です。
9月に学校から旧取手宿まで歩いたメンバーです。
この日は最終回。

体験的な学習のパート2で、
食文化・調理実習を、第1調理実習室をお借りしての開催。


( ↑ 7月の段階。3メニューに絞り込み。)

7月と10月に、企画会議を(そのとき私は傍観者)。
2~3人ずつに分かれて、3品、

・バーチ・ディ・ダーマ (イタリア)
・たこやき(たこ無しで)(日本)
・チュロス       (スペイン)
共通点はコナモノでしょうか。

12/9に、各メニューの詳細を簡単にプレゼン。
チュロスの断面がなぜ星形なのかは初耳でした。


原材料、伝播、TPO、製法・調理法などについての
地域的な考察は、理論編として不可欠。

また、地理とは別ですが、適切な時間運営・会計管理、
衛生的・物理的な安全性を重視した活動を、
ラストの時間に協働で体験してもらうようにしています。

では、始まり―。 Allez  cuisine!


(  ↑ 2020/12/16  13:53 5校時始まって8分後。 左からチュロス、たこやき、バーチの各班。)


( ↑ バーチ 14:41 )

( ↑ たこやき 14:07 )


( ↑ チュロス 14:29 )

6校時に入ると、
日本史選択の人々が来室。


( ↑ 14:57 )


( ↑ 15:16 )

そのあと、世界史選択の人々も来室。
6Cの世・日・地、全員集合状態に。

「焼いてるにおいが、2階のML教室(音楽室)前まで漂っています。」
と言うので、先生2人に調理室は見てもらって、
「ほんとか~?」と現地へ。



( ↑ 15:15 )

たしかに、階段がにおいの煙突みたいな役目を果たしていて、
音楽室が両側に並ぶ廊下の前は、コナモノの焼けるにおい、充満。

「ハハハハ~~♪」とソプラノの聴こえていた
音楽科の声楽のレッスンと似合うにおいであるかどうかは微妙。

バーチ・ディ・ダーマ、チュロスまでは
セーフといったところでしょうか。


( 15:14 バーチの大詰め。焼けた生地にチョコソースをはさみこむ。)

ちなみにどの班も、スマホで時々、製法を確認。
慎重です。


( ↑ 15:19 )

バーチ・ディ・ダーマ、ほぼ完成。


( ↑ 15:20 )

ロシアン・ルーレット方式のたこやきも、ほぼ完成。
でも確か、おろしわさびやパクチーペーストのチューブ、
ハリボなどがこの調理台に置いてあったような気がします。


( 15:21 )

チュロスも完成。山下先生からいただいた、本校の菜園で獲れた
サツマイモも、大学芋もどきの一品を作っちゃいました。

さて、みんなでいただきましょう。
もちろん、日本史組、世界史組にもお勧めし。
なぜか、日本史組は、スマホで我々を師弟揃って取材しています。


( 15:28 )

というのも、ロシアン・ルーレット・たこやきで
一撃を喰らう人が出れば、いい画撮れちゃうわけなので…。
たとえば、


( 15:30 )

こういう画像が撮れるまで、踏ん張っていたようです。
ブログ掲載を交渉しますと「ううん。歴史に刻むか…。」
と笑って承諾もらいました。


( 2020/12/16  15:26 )

バーチ・ディ・ダーマ、チュロスは、各国へ足を運んで、
本場のものもいつか味わってみたいものですね。

これにて、4・5月の自宅オンライン週4コマから始まった、
6年進学文系選択地理Bの授業は、おしまい。

実習のレビューをTeamsに打ってもらってホントにおしまいとなりましたが、
今後の人生で、ときどき思い出してもらうといい時間になればとも思います。

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ARCHIVE

今回は食べものの画像が多発しましたので、
毎週巻末恒例の「P.S.」は、
皆様の胃もたれ防止のためにお休みします。
以上になります。