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My Curriculum Report ① ・選択 化学

国語 2021.05.13

取手聖徳には、5年生(高校2年生)で5種類、6年生(高校3年生)で4種類の選択科目があり、生徒たちは自らの学びを自由にデザインしながら、興味ある分野を追究していくことができます。

その組み合わせはなんと12,870通り‼ 生徒一人ひとりの興味・関心に寄り添った〝オーダーメイド〟の学びで、私たちは「My カリキュラム」と呼んでいます。

様々な授業が展開されていますので折々に取材し、[ My Curriculum 通信 ]としてご紹介したいと思います。

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[ My Curriculum 通信 ]第1回目は、5年生(高校2年生)の「化学」。5月12日(水)の授業では実験に取り組んでいました。

「酸化還元滴定」の実験だそうです。高校時代は私も化学を学び、共通一次試験〈昔の大学入試センター試験のこと。現在は「大学入学共通テスト」〉では「化学」を受験したのですが……。この実験は見たことありませんでした。

今回の実験のミッションは「酸化還元滴定によって、うがい薬中のヨウ素を測定せよ!」というもの。生徒たちは3つのグループに分かれて、実験を繰り返していました。

 

化学選択の生徒たちは、皆、とても楽しそうに実験に取り組んでいました。

うがい薬とデンプンの水溶液を混ぜたものに、チオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下します。実験をを5回ほど繰り返し、滴定量の平均値を出し、うがい薬に含まれるヨウ素の濃度とうがい薬1㎖中に含まれるヨウ素の質量を求めるそうです。

生徒たちはメモをしたり、スマホで写真を撮ったりして、滴定量を記録していました。

チオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下すると、濃い青紫色の水溶液がパッと透明に変わります。化学反応式は知らなくとも、視覚的に興味を惹かれました。

生徒たちには、この実験をまとめたレポートが課されるそうです。ただ、実験を楽しむだけでなく、しっかりとした考察を求められるのです。大学の授業みたいだなぁと感じました。

生徒たちがどんなレポートを仕上げるか、楽しみです。