実験しかやらない授業に挑戦中! -5年選択化学-
増田 瑞綺 2021.07.08
先日,張替教頭先生にもブログで紹介していただきましたが,
(記事はコチラ↓)
高校2年生対象の選択化学の授業について,授業者の目線から紹介します!
今年の目標は「教科書の内容を実験で全部カバーする」です。
化学の授業の醍醐味って個人的には「実験」にあると考えています。
高校化学はmol計算があったり,暗記しなきゃいけないことが多かったりと,
苦手意識を持つ生徒が多いのが実情です。
かく言う自分自身も,高校時代,有機化学の分野で挫折した人です…
そんな自分でも,やっぱり化学が好きなのは実験があったからだと思います。
「どうなるんだろう?」「どうして色が変わるの?」「爆発するかも??」
って言うワクワク感に溢れた実験が楽しくて楽しくて…
いつか「実験しかやらない授業」を実践してみたい!とずっと考えていました。
ただ,本当に実験をやるだけでは,”楽しい”という感情だけで終わってしまい,なかなか学びは得られません。
目的を持って仮説を立て,科学的な検証方法を考えた上で実験・観察をし,そして既存の知識と合わせて考察をする。
この流れを通して”深い学び”を目指します!
そのために,ICTを活用して様々な工夫を試みています。
① 事前にパワポで作った資料をTeamsで配信
授業内では資料を読んできていることが前提。
実験の原理を理解した上で取り組めるようにします。
② 実験の様子を写真や動画で記録
生徒は自分自身の端末(スマホやiPad)を使って記録します。
OneNoteに数式を書きながらメンバーに手順を説明している生徒や
Teamsで結果を示す写真を共有しているグループもあります。
それぞれ端末を駆使しながら,実験を進めていきます
③ レポートをTeamsの課題で提出
そして,最後はレポート提出!
Teamsの課題機能を使います。(紙での提出は無しです)
ルーブリック 評価&一人一人にコメントを簡単に返すことができます。
生徒の学びが深まるよう,自分なりに考えて授業を展開していますがまだまだです。
“AL×ICT”の授業をこれからも模索していきたいと思います。
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