大雪騒ぎの後で・・・
福島 貞夫 2022.02.15
久しぶりに校舎内に生徒の声が響き渡っています。
先週の木曜日と今週月曜日は、大雪による交通の乱れや、それによる密集状態を避けるため臨時休校となっておりました。
生徒の声のしない校舎ほど寂しいものはなく、まるで時がそこに凍り付いてしまっているようでした。
さて、いつものように散歩していますと第2グラウンドと1号棟との間にある庭でこんな景色に出合いました。
ちょっと見づらいですが、紅梅です。
ここら一帯には、代々の卒業生が記念植樹として残していってくれた梅の木が、梅林となっています。
ちなみにこの梅は
平成6年度の卒業生が残していってくれたものでした。
「梅の花が咲くころ、その香りに私たちのことを思い出して・・・」
と卒業式で記念品贈呈の挨拶として生徒代表が読み上げている、その紅梅です。
登下校する生徒の道筋に当たらないので、気づく生徒はきっと少ないことでしょう。
また、この季節は筑波山から下りてくる寒~い風のために、校舎の窓もなかなか開けることもなく、紅梅の香りが私たちに届くこともなかなかありません。
このようなことを書いている私も、ネタ探しの散歩をしていなければ気づかなかったささやかな景色なのです。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな
そういえば、卒業していったみなさんは、ここで過ごしたときのことを思い出してくれていますか?
今年も梅の花は咲きましたよ!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナなんかに負けていませんか?
[そういえば、もうじき3月。また新たな卒業生が旅立つ日が近づいてきました。新卒業生のみなさん(?変な言い方ですね)、君たちにとってここでの時間はどのようなものでしたか?これから先、みなさんが苦しい時に、ここでのことが力となってくれれば幸いです。そのためにも皆さんに梅の香りをいや・・・言葉を届けます。]
どうか私たちの言葉(ブログ)が、梅の香りのように遠く皆さんのところにまで届きますように・・・
あれあれ。少し感傷的になって、またとりとめのない文になってしまいました。
何はともあれ、生徒の声をこうして聴いているのはいいもんです。もう大雪騒ぎは懲り懲りです。
(おまけです。
梅と言えば天神様。
天神様と言えば池。
池と言えば・・・)