マルバシャリンバイ
校長ブログ 2022.06.01
私の故郷である、福島県南相馬市鹿島区の県指定天然記念物「海老浜のマルバシャリンバイ」を校内の中庭に植樹しました。花はすでに終わってしまいましたが、丸く光沢のある葉を付けるバラ科の植物で、ウメに似た白い花と黒褐色のヤマブドウのような実を付けるのが特徴です。私の故郷が自生地の北限とされています。
私の実家に自生していたものを、茨城に移植し、我が家の庭でも毎年白い花を咲かせています。花の後の黒い実を鳥が食べて種を蒔くようで、我が家の庭のあちこちに芽が出ます。それを持ってきて植えた訳です。
これが我が家の庭のマルバシャリンバイです。
そしてこれが、東日本大震災の津波に耐え、海岸沿に残ったマルバシャリンバイで、震災前に比べると少なくなりましたが、今も目の前に広がる青い海に映え、潮風に吹かれながら美しい景観をつくり出しています。子供のころ、この海でよく泳ぎました。今は風力発電と太陽光発電のクリーンエネルギーの拠点になっています。