卓666 文 月
水越 卓治 2022.07.01
あっけなく明けてしまった今年のつゆ。
( 2022/6/30 7:46 ちなみに関東の梅雨は6/27(月)に明けまして。時計台の針だけ、あら残念…。)
学校は、火水木金と、期末考査期間でした。
( 2022/6/30 9:13 4年A組 考査3日目 )
全国的に今年の高校一年生の履修科目から登場している
若干キラキラ感のある科目名については
少し前にも言及しましたが、
( 2022/6/28 11:30 4年B組 「C英語Ⅰ」は「英語コミュニケーションⅠ」、「現代国語」は「現代の国語」。担任の増田先生は「化学基礎」の担当。 )
文科省の高校学習指導要領には、
令和4年入学生からの教科・科目はご覧の通りの記載です。
( 文部科学省HPより )
小・中学校とちがい、全国の各高等学校は、
これらを基に3年間の教育課程を独自に編成していますので、
高校間の転学は、必修科目の履修・修得をめぐって、
容易に結論が出すことのできない局面が表れたりもします。
とはいえ、正直なところ、始まって3か月、
「歴史総合」や「地理総合」はともかく、
「言語文化」「論理・表現Ⅰ」「科学と人間生活」などは
まだまだ「何の教科の科目だったっけ?」感が否めません
(ちなみに上掲の科目の教科名は順に、国語、外国語(英語)、理科、になります)。
そして先日は、割り振られた試験監督に出向く科目が…、
でした。
ちなみに本校では高校1年生の理科は、
( 4年B組の時間割(正式には授業割振編成表)の再掲です)
「科学と人間生活」が2単位と
「化学基礎」が2単位となっております。
これについて年度当初はなんとも思っておりませんでした。
ちなみに、体育や芸術の先生は、「科学」と「化学」の表記を
混同しがちなのは、昔も今もなぜだか変わりません。
しかし、考査期間も近づくと、4年生(高1)の会話の中に、
この2科目の名が不思議な呼称で交わされていることに
気付きました。
かなに換えると、
「かがくとにんげんせいかつ」に、
「かがくきそ」。
耳では「かがく」までが同じです。
そこで、昼休みと5校時の間にある掃除の時間や、
授業前後の時間での雑談で聞き取ってみますと、
「化学基礎」は
「カキ」と呼んでいる模様。
「科学と人間生活」に至っては、なんと、
「カニン」派と
「ニンゲン」派の二派が存在することが判明。
( 掃除の時間中に、雑談しながら書いたもの…。@地理部屋 )
定期考査期間中の生徒の会話あるあるで、
「あー、物理終わったー」「古典終わったー」
などと、受験前に謙遜交じりで実力に対する不安を
口走ってみちゃったりなんかするのは、
私の頃(1980年前後)とさほど変わっていないのですが、
でも今回実際に、
「あー、ニンゲン終わったー」
などと、これも試験前に豪語する4年生の声を耳にすると、
禁じられたお薬からの離脱を呼びかける、
ACの名CMコピーも思い起こしもし、
若干身悶えるものがありました。
( 2022/6/27 12:49 この日は、鰆の南蛮漬け、切干大根の煮物、なめこ汁。外食でもあまり見かけないこの手の献立もなかなかいいです。)
*
今年度の4分の1がひとまず過ぎた感じでしょうか…。
*
そんな中、木曜日の教員朝礼で訃報をうかがいました。
2001(平成13)年度から2年間本校で校長を務められた、
渡邊雄一先生が、6月25日に、
逝去されたというお知らせでした。
茨城の県立高校で尽力されたのちに赴任された本校にて、
授業を受けたことのある卒業生もいることと思います。
地理がご専門で、茨城県高等学校教育研究会地理部
(おもに公立高校の地理の先生方の研修組織)にて、
精緻な研究資料に多くを学ばせていただきました。
2003年春の本校退職後も、
お住まいの守谷市の教育にもご尽力をされる中で、
諸外国からの青少年との国際交流事業において、
日本文化や日本の高校生との接触・体験のための
立ち寄り先に本校を選んで実践していただいたり、
聖朋会(本校の同窓会組織)主催の合同同窓会にも、
秋の聖徳祭(文化祭)にも足を運ばれ、その際、受付などで
笑顔で「調子はどお?」と声をかけられましたっけ。
もちろんのこと、身の引き締まる場もありましたが、
当時の生徒たちからはその笑顔から「プリティ長嶋」と呼ばれたりも…。
お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。
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