卓676 コンパクトスクール
水越 卓治 2022.09.09
きょうは、研鑚日。
とある人口50万規模の都市を、短時間訪れました。
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( ▲ 2022/9/9 14:32 もう、何市かがバレバレですね。…この時間、意外と暑うございました。)
( ▲ 14:38 全国の城下町に散見される「大工町」の地名、意外にも30か所超、ある模様。 )( ▼ 15:37 高校生、チャリで下校の時刻。 )
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餃子の消費量でもおなじみの、栃木県・宇都宮市。
北関東で最大規模の都市でもあります。
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( 2022/9/9 14:46 二荒山神社前 )
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とはいえ、宇都宮市、
車でも新幹線でも、通り過ぎることは多々ありましたが…、
市内中心部を歩くのは今日が初めてでした。
上掲の写真に見る、昔からある市街地は、
JRの宇都宮駅の西方にありますが、
同駅の東口に出てみますと、来年の開業に向けて、
新しいものが造られていました。
…LRT(Light Rail Transit)です。
( ▲ 2022/9/9 14:23 駅の東西を結ぶ広い連絡通路から見下ろす、ホームの建設現場。)
「LRT」は、日本のところどころで見かける「路面電車」を
少し高機能化したもの。環境にやさしく、排気ガスは無し。
最近では、富山市での再開発例(既成路線のLRT化)が
よく知られていますが、ここ宇都宮市では、
一からこれを建設しており、将来的には駅東方のみならず、
駅西方の旧市街地にも路線を拡大する構想があります。
(▼ 14:26 連絡通路に掲示される、宇都宮ライトレールの告知。 )
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この「LRT」に関連して、
「コンパクトシティ」というまちづくり用語があります。
東京や大阪のような巨大都市圏の場合ですと、
「郊外の無秩序な開発」+「(一部の)中心部の空洞化」
のような問題がどうしても生じがちですが、
富山市や宇都宮市のような、一定規模の都市圏には、
そうした問題を都市計画や再開発により克服しやすい側面が
あり、とりわけ郊外・中心部間の近接性の高さで注視される
のは、輸送効率から見ても、環境負荷の少なさから見ても、
自動車交通よりもLRTであり、
その拡充が推進されつつあります。
LRTなどの交通機関のみならず、
生産や消費、雇用環境、環境維持など、SDGsで注目される
諸要素を、自地域において概ね完結しうる一定規模の都市圏を
「コンパクトシティ」と称しています。
このビジョンを、学校などの教育機関になぞらえるならば、
その場における学習や生活の状況の共有における近接性が
極度に高い、中小規模の学校ということになるでしょう。
その近接性がICT環境のよさということになるのであれば、
本校は「コンパクトスクール」として、
日々生活するアメニティ(快適さ)のよさを
自負してもよいのかもしれません。
( 2022/9/8 14:24,14:37、高1・総合的な探究の時間(聖徳プロジェクト))
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P.S.1
でもやはり、宇都宮市といえばこれを…
なひととき。
(2022/9/9 14:53~15:28 )
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P.S.2
その3時間前は、
( 2022/9/9 11:39~12:29 )
那須湯本で硫黄泉を浴びておりました。
以上になります。