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卓693 見頃 食べ頃

水越 卓治 2023.01.06

中規模な都市を訪れた際、一息以上の時間があれば、
その都市のルーツを感じられる一角に出向き、
見歩くことがわりとあります。


( 2022/12/31  11:02 )

小田原市(神奈川県)といえば、
関東で屈指の城下町であるとともに、
東海道五十三次の主要な宿場町でもありましたし、


( 2022/12/30  12:03  小田原城の天守閣から市街地を臨む。)

相模湾で獲れる海産物の集散地としての湊町でもあった
ことなどを基盤として発達してきた都市であるほか、
箱根への玄関口でもあり、道路や鉄路など交通の要衝です。

幹線道路沿いやJRの駅前の市街地もよいのですが、
幾百年も前の風景の残り香みたいなものに
漫ろに触れてみたくもなります。


( 2022/12/31  11:26  老舗の蒲鉾店「籠清」さん。お正月用のを求めて、地元の方もかなり来店していました。私も伊達巻とほたて巻を購入しましたが、自宅で元日に短時間で消えました。)


さきほどの「かまぼこ通り」も、
小田原駅から少し離れていますが、
東海道の宿場町付近の面影を色濃く残した通りで、


( 2022/12/31  11:53 )

こちらのお店は、観光客でにぎわっております。
中をのぞいてみますと、


( 2022/12/31  11:32 )

おでんや練りものの食べ歩きメニューが人気のようでしたので、


( 2022/12/31  11:34  小田原のブリのざく切りが混ざったユズ風味の練りもの一品。 )

お行儀はいまいちかもしれませんが、
歴史的な街並みの名残を感じながら賞味。
すぐそこの角を右折してちょっと歩くともうそこは、


( 2022/12/31  11:38  真鶴岬と、遠くには伊豆大島の島影が。 海鳴り聴きながら 練りものいただいてます。 )

相模湾です。
黒潮がたどり着く浜。
1960年代までは、この浜で
ブリが盛んに揚がっていたようです。


( 2022/12/31  11:51 )

大晦日ではあるけれど、眼前に広がる春の海。


(  動画を止めた画像ゆえ、画質の方はやや粗目。「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」的には「つんつくつくつくつん…」の形容か。 2022/12/31  10:54 )

日本の陸地は他国にはつながっていませんが、
海は、大洋や海峡を経つつも、
六大陸や無数の島嶼とつながっている…。
海流のみならず人的な交流のゾーンにこれちがいはなし。

小田原の海岸でなくても馳せることのできる思いですが、
ひと足早く、年頭の所感モードに入りながら、
鱗吉さんの魚河岸棒をいただきました。


( 2022/12/31  10:49  西湘バイパスの下をくぐる通路にて  )


帰ります。



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P.S.

新年あけましておめでとうございます。

( ▲▼ 2023/1/6  13:46 )

門松も鏡餅も、あす7日まで。


( 2023/1/6  14:20 )


本年もよろしくお願い申し上げます。