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卓698 自分の時代は

水越 卓治 2023.02.10

本日夕方、雨は本降りで。


( 2023/2/10  17:31 )

じつはきょうは関東に大雪が心配されておりました。
学校は、1~6校時、時間割通りにオンライン授業でしたが、
研鑚日だった私は、持ち授業もなく、日中一日家に居り、
夕方、多少は歩かねばと近所のコンビニに出向くと普通に雨。

オンラインの決定がきのうの昼休みに食堂で全校生徒に
通知されたときは、多数の生徒が嬉しそうにしていましたが、
まぁ、そんなもんです。

遠くから通う生徒にしてみたら、登下校の時間がカットされる
わけですから、残念な話ではないわけですね。
最寄駅を5時半頃に乗って2時間半かけて来る生徒もいます。

台風の来襲のように、被災者、犠牲者が報じられる災害を
歓待すべきではないことは生徒も皆わかっています。

それでも、荒天による交通の混乱を避けるためとはいえ、
「学校が休みになる」「授業が中止になる」と決まっただけで
なぜか頬の筋肉が緩んでしまうのは自分の時代もそうでした。
平和ボケの中で育まれる、一種の解放感とでもいいましょうか…。

なお、今はオンライン授業への切り替え態勢も全国で普及し、
授業を受ける権利が保たれるようになった点は変わりました。

とはいえ、「自分の時代は」とか今の高1生に話すとしても、
歳は41も離れているので、自分にしたら、
大正生まれの教師から戦前の青春時代を披露されたに等しく、
得意気に語るのは時代錯誤もいいところではあるのですが、


( 2023/2/6 ▼9:41、▲10:19 話題はそれますが、今年も中3・
公民の時間に、税理士さんを先生にお招きして、お話をいただきま
した。 もちろん、先生は時代錯誤とは正反対で、近年の社会変化
やコロナ禍以後の事業者のみなさんの環境変化を踏まえた、マイナ
ーチェンジを欠かさぬ新鮮な題材をプレゼンに掲げて、生徒に接し
てくださいました。ありがとうございます。 )


…中高時代に実際あった「学校が休みになる」原因には、
台風や大雪のほかにもうひとつ、
「交通機関のストライキ」というものがありました。

賃上げなどをめぐって労使交渉が活発だった1970年代は、
「スト権スト」「春闘」とよばれる交通機関の労働争議は
年中行事も同然となり、国鉄(現JR)や私鉄が終日運休
し、首都圏の通勤通学が大混乱する日があったのですが、
電車通学の生徒の多い私学の中高などでは、
学校は休み(自宅学習扱いだったと思います)となりました。

ストの後に地元のバス会社が、定期券利用者に発行した一回限
定の乗車券を利用して、学校帰りに上野広小路から市川駅まで
の長い路線を小さな旅気分で乗って帰ったこともありました。

まだ電車通学をする前の小学生時代にも、10日近くストが
行われていた年がありました(小4だったでしょうか)。
電車通学と関係のない小学校は休みにならなっかのか、
出勤できない先生が多くいるため休みになったのか、
よくは覚えていませんが、友達との遊びはスペシャルで、
普段は入れない京成電鉄の線路に入って、のちにいう
『Stand by Me』っぽいことができたのは覚えています。

このときは、朝のニュースなどで毎日、画面2分割で、
当時内閣官房の海部俊樹さんと、国労の富塚三夫さんの二人が
それぞれの居場所からそれぞれの立場で激論を戦わせて
いるのを見かけましたが、
そんな記憶も今や半世紀ほど前の歴史となってしまいました。

対照的にリバイバルして叫ばれているのは「賃上げ」ですが、
本稿でシュプレヒコールを上げはしませんので、ご安心のほど…。


( 2023/2/10  17:36  ひとまず、積もりませんでした…。 )




「記事一覧」へのリンク
ARCHIVE


P.S.1
卒業式(本校では「卒業証書授与式」と称します)の準備も
少しずつ…。
4年ぶりに在校生全員参列が復活することになりました。
時短のため、外部からご来賓をお招きするのは見送りですが、
入学式の挙行が実現できなかった学年。
盛大に見送れれば…と、4年前の式の模様を眺めます…。

( ▼ 2019/3/2  12:11 )

P.S.2
Foods系の画像はないのかな~と思われる方もいらっしゃると
思いますので、水曜日の会食の盛り付け見本の画を…。

( ▼ 2023/2/8  12:34 )

この日の場合、前日に会食委員の生徒がボードに書く
献立の字が美しかったので、思わず撮っちゃいました。
字形や言葉には、何か魔力が潜んでいるときがありますね。

以上になります。