シリーズ「文字のチカラ」。今回は高校２年生の選択授業「書道表現」の制作作品を紹介します。今回のテーマは「一字書」。お気に入りの漢字一文字を創作しハガキに表現するという、シンプルな授業です。しかし、この作業がなかなか容易ではありません…。

❶「文字は正方形という固定概念をリセットする」
活字文字に慣れ親しんだ生徒にとって、これは厄介な作業です。例えば一本の線を長めに引くことでそのバラン　　スは崩れますが、敢えて挑戦する。これをヒントに文字を再構成します。「きれいな文字」ではなく「個性的な文字」を目標に！

❷「選んだ文字のイメージを大切に表現する」
「風」といっても、心地よいそよ風があれば、肌を刺すような寒風、嵐等種類は様々。墨色は？線質は？線の太さは？などなど、表現したい文字のイメージを振らませます。

このような過程を経て、世界でたったひとつの「一字書」作品が完成！

仕上がった作品は、後日持参したフレームに入れて生徒玄関に展示する予定です。
ご来校の際にはぜひご覧ください。