夏休み自由研究Ⅱ
2023.10.02
前回に続き、夏休みに制作した作品の紹介です。
「我谷盆 Ⅰ」(わがたぼん)
我谷盆とは、かつて石川県の我谷村(わがたにむら、現在の石川県加賀市)で江戸~明治時代に作られていたお盆で、この地方で板葺き屋根に使う栗のへぎ板(薄くはいだ板)を作っていた職人が、副業で作っていたと言われています。しかし1959年の我谷ダム建設により、我谷村そのものがダム底に沈んでしまい、我谷盆はいつしか幻のお盆と呼ばれるようになったそうです。私はブナ材を使ってオイルフィニッシュで仕上げました。
「我谷盆 Ⅱ」
「文箱」
A4サイズの紙が入る文箱を二つ作ってみました。材は桑の木で、かつては囲炉裏の淵などに使われた硬い木です。材が朽ちている部分もあえて「景色」として使用しました。今年の夏の作品はみな貰い手が決まり旅立っていきました。