聴音上達の秘訣
大田 萌子 2023.10.18
聖徳祭、そして同時開催の入試説明会、お足元の悪い中沢山の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。4年ぶりに一般のお客様を迎えての聖徳祭、音楽科・合唱部によるオペラ
「魔笛」ハイライトも、とても盛り上がりました。やはり、沢山の方々に見ていただけたことで
生徒達も次への抱負、反省点などなど去年よりも沢山の思いを抱いたようです。
さて、そんな楽しい祭りも終わり、今週金曜日に音楽科では、後期に向けた
楽典・聴音のグレードテストを行います。
聴音が苦手な生徒から「聴音無理~!どうやったらとれるようになるの!?」などといった悲鳴(?)も聞こえたり聞こえなかったり…。まぁ、とにかく回数をこなすことが第一かな、とは思いますが
ピアノでいつも友達に弾いてもらうというわけにもなかなかいきません。そこで、
例えば街中でなっている音…電車の発車音、お店のBGM、ふとした瞬間に聴こえてきた鳥の声など
を楽譜に書き起こしてみたりする…を繰り返すと、リズムを判定する力も身についていきます。
是非お試し下さい。
もちろん、自然の音はなかなか正解!がわからないので、日によって違ったりしてとても面白いです。
例えば…最近私の頭を悩ませているのはキジバト。
ある時友人が、2拍子。鳴く前に休符がある。と言い出し、(動画の①)
私には4拍子で休符がなく1拍目から鳴いているように聴こえる!と思うのですが…(動画の②)
そんなことを言っていたら2拍子で休符がないだとか様々な意見が出だしました。
(一番びっくりしたのは、都内ではこんな鳴き声聴いたことない!との声)
そして、wikipediaを検索してみましたら、なんと
楽譜が載っていました。さすがです。(動画③)しかし、4拍子系に聴こえている我々とは真っ向から
対立する譜面というわけです。8分の9拍子で聴くとなにやらワルツのような、少々優雅なイメージになりますね。
もしかして、地域で鳴き方にも差が合ったりするのでしょうか。
将来暇になったら全国のキジバトの鳴き声収集をしてみたいな…などという野望を一瞬持ってしまいました。
皆さんにはどのように聴こえますか?(どーーーーーでもいいわ!!って言わないで…)