第2回手話を学ぶプログラムを実施しました。
2023.10.30
10月25日 水曜日 1600-より、校内にて
福祉委員会主催で、第2回手話講座を開講しました。少しでも多くの聖徳生に興味を持ってもらおうと、福祉委員会の手話チームが、文化祭前から掲示物の準備をして、この日に備えてきました。卒業生の草野さんが講師となり、手話に興味がある12名の生徒が集まりました。
初めは、挨拶、自己紹介、曜日、ハロウィンにまつわる単語などの表し方を学びました。
そして、声なし自己紹介です。「手話を使わなくてもいいよ。声を使わないで会話することを経験してみよう。」
との声かけがありました。
挨拶をし、指文字を用いて、自分の名前を相手に伝え、好きなものや、出身地などを伝えていきます。初めは、やや緊張した様子でしたが、徐々に相手に伝わっていることを実感し、教室の中は温かい空気に満ちていきました。
そこで、草野さんからのお話がありました。
「みんなどんなことを感じますか?声って楽だな、とか。手話って、手が疲れるな、とか。手話に関心を持ってもらえたら嬉しいです。」
「耳が聞こえない人が、みんな手話を使うわけじゃないんです。本当にいろんな人がいる。
だから、伝えるために必要なものを考えたい。だから、どうやったら相手に理解してもらえるかを考えることこ そが大切。相手を思いやる気持ちも含めての手話だということを理解してもらえたら嬉しいです。」
締めくくりは、4人1組で声なし伝言ゲームです。ドラえもん、食堂などの単語を声なしで伝言していきました。
身振り手振り、指文字などで、必死に伝えようとし、理解しようとしているのが伝わってきました。大いに盛り上がり、予定時間を大幅に超えて2時間の講座とありました。
講師の草野さんのあたたかな人柄に支えられ参加者はみな心からリラックスして、終始笑いのたえない空間となりました。5・6年の先輩たちが4年生を温かく見守り、助けてくれたことも、大変嬉しく思いました。
2月上旬ごろに、第3回を実施予定です。小さな会ではありますが、目の前の人を理解しよう、理解してもらおうという思いが積み重なって、広がっていくことを願っています。