心肺蘇生法実習
細津 由紀子 2024.03.13
先週から今日にかけて、高校2年生の保健の授業で「心肺蘇生法実習」を行いました。これは、毎年、保健の最後の授業で行っているものです。
ここ数年は、感染症予防の観点から人工呼吸の実習は行っていなかったのですが、感染症も落ち着いているので、対策を十分に行いながら、今年はフルバージョンで行いました。
実習は1人5分。救援者や評価者も自分たちで順番に行いました。
たった5分でも胸骨圧迫と人工呼吸を続けて実施するのはとっても大変。終わった後は、疲れて倒れこむ生徒もいるくらいでした。
みんなよくがんばったよね。素晴らしい取り組みでしたよ。
実習後の振り返りには、
「授業内容を聞いただけではもし命が危険な状態にある人がいる現場に遭遇したときに対応することができない。この実習をしたことで、実際にどのように行動するのかがわかった。体を張ってやってみないとわからないことも多いと感じた。」
「めちゃくちゃ体力を使うから、ひとりじゃ出来ないので近くにいる人がたとえ知らない人でも協力する必要があることが分かった。また、ひとりがやり方を分かっていても、効率的に出来ないのでみんな知識がある必要があると実感しました。」
「やっぱり想像以上に大変でした。手は痛いし肺活量がないと全然出来なくて、体力もすぐになくなってしまいました。ですが、もし周りに倒れてる人がいたら心肺蘇生法を実際に使おうとおもいました」
などの感想が。
特に最後の感想が嬉しいですよね。知っていても使えなければ意味がない。その場に居合わせた時に、見て見ぬふりをするのではなく、自分にできることをやろうと立ち止まる「勇気」がもてる人になってほしいなぁと思います。
もちろん、そんな場面に遭遇しないことが一番ですけどね。