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卓518 何とはなしに クリスタル

水越 卓治 2019.08.30

「終わるのに終わらないもの、な~んだ。」
「夏休みの宿題。」
とか思い浮かべるこの時季の寂寥感は、
昭和も平成も、そして令和もそんなに大きく変わらない感じです。

以前、旧暦の八月一日、「八朔」「ほづみ」のことを
記したことがありましたが(卓514)、

今年はきょう、8月30日がその日にあたりまして、
5月以来、ときおり様子を見てきた田の稲も、
みのりを実感する景を見せ始めてきました。

(上: 2019/ 5/31  13:52, 中央: 2019/8/24  16:09, 下:2019/8/30  17:34 )



(中央の画像は停止した車内から撮ったため、白っぽく映りこんでいるのは車内の反射ですので、ご心配なく。)

高校三年生の大学受験。
年明けの一般入試を目指す人たちよりも早く、
AO入試、推薦入試に挑む人たちは、
もう本戦に入りかけています。

人の進歩と活躍は、栽培作物の生長にくらべると、
かなり複雑な、段階や岐路で構成されていますが、

田でいう水や土壌や養分や光熱になぞらえられる
生活環境は、常日頃、自分でもしくは支え合って
管理してこそ、コスパは残るというものかもしれません。

話は変わりまして、この夏休みに訪れた所のことを少しだけ。
ある県の中心にある駅前にある、
歴史上有名な人物の銅像。


( 2019/8/7   13:05 )

戦国時代の名将、武田信玄の像です。
1969年に完成したといいますから、今年でちょうど50年。
この県最大の歴史的ヒーローです。どこの駅前かといいますと、

左に銅像、右に駅ビルが映っていますが、ここは、甲府駅前、山梨県。
関東からすぐなので、何度となく来ている土地ですが、
信玄公の銅像の前に来たのは、30数年ぶりです。

山に囲まれた甲府盆地といえば、
ももやぶどうの特産地で知られているばかりでなく、


( 8/7  12:46  東京方面から山(笹子峠)を越えて、甲府盆地に下ってくる景観。山すそには扇状地も方々に見られます。甲州市 塩山牛奥、あずさ13号より撮 )

水晶の産地であったことも名高いところです。
4月の誕生石、占い師が用いる水晶玉などで
よく知られていますが、正式には石英(せきえい)といいます。

採掘された霜柱のような水晶の原石は、
山梨県内の旅館という旅館で飾られているのを見かけますが、
原石を球形に磨きあげる加工技術が、甲府市内で
発達してきた歴史があります。

パワーストーンとして興味のある方もいると思いますが、
水晶振動子(quartz crystal unit)として、電流を通せば
高精度の周波数で共振を起こす電子部品にもなります。

旅行の目的は、温泉と美術館めぐりでしたが、
ご当地の産業関連を見物して回るのも好きですので、
最終日に、甲府市郊外にある、水晶の専門店を訪れてみました。

高値の品物ばかりで、見るだけで出てきて
終わっちゃう感じかと思いきや、


( 2019/8/9  10:46 今回は90歳の父親との二人旅です。)

小さな水晶のバラ売りコーナーが店内の半分を占めていました。

球形のを家族4人でと最初は思いましたが、
我が家にも大学受験生(高三男子)がいるため、
机上をコロコロと転がってあ~っなんて場面は、
現象も実況会話も避けたいなと思い、

64面カット、を選びました。これは落ちにくいです。
今読んでいる受験生諸君は、この画像からでも
パワーがもらえるとよいのですが・・・。

ちなみに、平行四辺形っぽく見える石は、方解石(ほうかいせき)です。水晶ではないのですが、
砕いても砕いても、平行四辺形っぽい立体に割れる、ほぼ透明な石です。

お店の方も、お話が面白く、親切な方々でした。
こちらからお願いしなくても、かなりディスカウントしてくださいました。
もちろん、大きなものになると、WEBでも見るような高値となりますが、
小さなサイズが、種類も豊富に出ているのは、今のところ通販では見かけません。

いいお土産になりました。


「記事一覧」へのリンク


PS準恒例、お昼ごはんネタですが、

木曜日は教職員の研修日でした。

午前の救急救命技術、午後のチームスポーツに挟まれた
お昼は、仕出し弁当ではなく、自分たちで作りました。
アイディアを出した先生方が、労力惜しまず何日も前から
周到に準備を進め、当日お昼にいざ始めてみると、


(意図してハート形に立ち並んでいるわけでもなく・・・ 2019/8/29  12:44 )

調理から片付けまで、ザ・協働。
いただくも、作業をするも終始、交代交替。