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ネットで見かけた記事より

後藤 彩子 2024.11.19

先日、Xが元ネタのこんな記事を見かけた。

「無性にピザが食べたくなって宅配を注文したけど、
赤ちゃんが寝ているのでインターホンに
『置き配でお願いします』とメモを貼っておいたら
『ピンポーン!お待たせしました!ドミノビザです!玄関先に置いておきます!』と
元気よく去っていった。」

と、ここまでは笑い話。

感心したのは後の一文。

「すまん、指示が悪かった。 ピザはめっちゃ美味かった。」

ともすると、
「ちょっと考えれば、インターホン押してほしくない理由があるって分かりそうなものを」とか、
「気が利かない配達員だ」とか、恨み節を言ってしまいそうなところだけど、
この投稿者は、
「自分の指示が悪かった」と、つまりは言葉が足りなかったことを自分を反省している。

しかも、「ピザは美味しかった」と相手の良いところを認めている。

本当に、感心した。

 

うまくいかなかったことや腑に落ちないことを、
私たちはついつい周りのせい、人のせいにしてしまうことがある。

うまくいかなかったうえに自分の非を認めるよりかは
人のせいにした方が多少は楽になれるから…。

文句を言って怒り散らせば、
うまくいかなかったことによって生じた不満を発散させることもできるかもしれないから…。

でも、

相手を責める前に、「どうすれば、うまくいったのか」、「どうすれば、避けられたのか」
問題が生じた際に、「どうすれば、解決できるのか」、「どうすれば、少しでも良い方向に変えられるのか」…。

それらを考えられるようでありたいと、再確認させられた記事だった。