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卓795 冬一路

水越 卓治 2024.12.20

十日ほど前の守谷市内。
12月10日なのかと目を疑うようなイチョウの黄葉でしたが、

( 2024/12/10  13:32  守谷市 けやき台 )


1年前の同市内の写真を見てみると、イチョウの葉の
黄色さはじつは同じようなものだった感じです。

( 2023/12/11  11:30  守谷市 百合ケ丘 )

 

先週12月11日(水)の、6年(高三)・
選択「地理探究」は、最終授業でした。
国の内外を問わず、その国・その土地のローカルフーズを
持ち寄ろうという活動内容で、準備を要請しましたが・・・、


実際のところ、2時間連チャンの
おかぱー(お菓子パーティー)に近い風景でしたが、

( 2024/12/11  10:58 ~ 11:48 )


お隣の教室でやってる「日本史探究」もほぼおかぱーした。

( 2024/12/11  11:59  日本史の子たちがお菓子をくれたので、途中で地理の子がお礼参り(←物騒な意味ではありません)です。)

「地理探究」のメンバーは、順番に持ち寄り品の紹介・説明
タイムをして、そのあと開封して分け合っていく方式。


 


ゴム製の風船に包まれた玉羊羹を楊枝で突いて出すのは、
昭和人の私以外は全員苦戦していました。

Tさんが「淡路島のおばあちゃんちに行くと必ずあった」とい
うお菓子が、兵庫県の「鶯ボール」。メーカーさんのHPを見
ますと、戦前は「肉弾ボール」「爆弾ボール」という物騒な商
品名だったのが、終戦後に平和な名前に改称したとの情報が。

Oさんによる「蕎麦かりんとう」は、今まで見たかりんとうと
はスタイルがちがうので、これもメーカーさんを検索すると、
姫路藩(兵庫)の家老が、長崎のオランダ商館で製法を学んで
作り始めた「播州かりんとう」なるものとの情報が。

Nさんによるトリュフ味のポテトチップスが、UAE(アラブ
首長国連邦)産なのはなぜなのか謎のまま、食しました。

もう一人のNさんからはアンダルシアの銘菓・ポルボロン。
守谷市のスペイン菓子工房製の甘味をしばし堪能しました。

Aさんによる「Tim Tam」は、以前、
「オーストラリア修学旅行」が 本校(中学校)にあったとき
に、おみやげでいただく定番の味だったのを思い出しました。

Kさんは、在住地にある老舗のお煎餅屋さんの製品を数種類持
ち寄っただけでなく、パワポを使って位置や商品をプレゼン。
ブロンコ〇リー我孫子店裏にそんな老舗があったとはと驚嘆。

Sさんによる韓国産スナック菓子2種のうち片方がチュロスで
したが、チュロスに最初に出会ったのが大手ドーナツチェーン
だった私に対し、生徒は浦安の方のテーマパークであったり…

Wさんはベトナム産のドライフルーツ・ナッツ類2種の提供。
マンゴーは初めてという生徒も数名いて、少し意外。カシュー
ナッツは落花生のように薄皮付きのもの、私は初めてでした。


ちなみに私は、北海道のコンビニ・セイコーマートの茨城県内
の店舗で入手した炭酸飲料の「コアップガラナ」を。
なぜ、北海道ではコーラよりガラナ飲料がメジャーなのか。
なぜ、茨城にセイコーマートが分布しているのか、など、
探れるポイントがちょぼちょぼあります。

炭酸飲料が飲めない人のために、セイコーマートの「とよとみ
ミルクコーヒー」500mLも用意したのですが、これがおししい
おいしいと激烈大好評。無脂乳固形分、乳脂肪分などが、通常
店で見かけるコーヒー牛乳と値が異なるかもしれません。

ちなみに、北海道の豊富は、わたしが16歳の時に、北海道で
初めて宿泊した土地です(車中泊を2泊した後でしたが)。
北端の稚内より30km南にある酪農の町で、かつては石油
も採れたためか、そのときに入った温泉の匂いが石油を思わ
せるものだったのを覚えています。

何はともあれ、進路もみんな決まったようでもあります。
5年の4月からの選択・地理探究。完了です。
冬はこれから深まりますが、学びと伸びの日々はつづきます。

( 2024/12/11  12:28 )



**




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訃報です。
社会(地歴公)科で7月まで指導をしてきた佐川好浩先生が、
10月13日に逝去されました。ご当人の遺志により、四十九日
を過ぎたとある日にこのことをお知らせいただきました。
生徒には今日の終業式で湯澤校長先生から伝えられ、その際、
長く慕っていた生徒たちから悲しみの声があがりました。

( 2024/12/20   9:08 )


夏以降、入院先での闘病生活が本格化した佐川先生は、

「いのちには限りがあることと、生きることの意味を、
生徒に考えてほしい。」

と念じていたそうです。他者の生命、自身の生命を尊重する
意味の話を聞き終え、静かに涙する生徒の姿が見られました。

一歳先輩の佐川先生、同じ教科や校務分掌(入試広報担当)で
歩ませていただいた時空間の光を、これからも思い出します。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

以上になります。