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卓804 野のまつり

水越 卓治 2025.02.21

学校4階・地理部屋前から臨む東北東の田園の景。
夏空つづく半年ほど前、そして…、

( 2024/9/6  12:04 )


冬を迎えたふた月ほど前。
何度となく「東アジアの最東端」とご紹介してきた景観ですが、

( 2024/12/13  15:38 )


右側端っこに写る温室前の樹々の様子を
今日は見に行ってみました。



バラなどの花卉園芸の温室群のそばにたたずむ
樹々のもとに、田の中の道路を進むこと、数分。

( 2025/2/21  11:28~11:32 )

冬枯れの樹かと思いながら近寄ってみますと…、違いました。

( 2025/2/21  11:35   「ドライケーキの銀座ウエストでございます。」という関東ローカルのCMっぽい景でもあります。 )


こぶし、もくれん、ねこやなぎの部類でしょうか、

芽吹く日を待つ白いつぼみの数々が、空を仰いでいる。
ささやかな華やかさを放つ景に出くわしてしまいました。

中学生になりたての頃、国語の教科書で、
新川和江さん(1929-2024)の「野のまつり」という詩に
出会いましたが、

そこに描かれている「空いろのスカートをはいた少女たち」が
今目にしている冬枯れの樹々に何か息吹を与えているかのよう
な感覚になんとなく包まれた感じでしょうか…。

テストのマル付けの合間にふらっと外へ出てみた時間は、
素朴ととらえていた景観の中に、生命の持続を知らされる、
人から教わることのない感覚に俄かに浸るものとなりました。

( 2024/2/21  11:42 )


構内に戻ると、同じ仲間の樹木がつぼみをたくわえていました。
人工的な場所ですが、こちらの樹も陽光をふんだんに浴びて、
開花に向けて、あともう少しの寒気に耐えていくのでしょう。

ちなみに、この樹と校舎の間には、
地下1階にある食堂(じきどう)に陽光を届けるドライエリア
があります。



こちらはその食堂、月曜日の会食開始前の図です。

( 2025/2/17  12:37 )


ドライアエリアべりには、
空いろのスカートやおさげを装うことはありませんが、

野の草木の芽吹き・息吹を ぐん! と促すかのように、
生徒たちの伸長や将来にパワーをかける教職員が、
お昼の始まりを待っている様子が、映りこんでしまいました。





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