卓525 見過ごしがたい変化
水越 卓治 2019.10.18
10月に入って何日間は、
冷房を使う日和が続いたものの、
(気象庁気象データより作成 (龍ケ崎の気温,2019年 7月~10月から))
日平均気温の変化は、
今年(緑)も昨年(黒点線)もさほどちがいはありません。
今年の9月中旬に、暑さはいったん落ち着きを見せましたが、
下旬から10月上旬に、8月程ではないものの暑さが戻り、
10/1などは、ころもがえを戸惑う日和となりました。
( 2019/10/5 16:22 ススキが揺れる中、日最高気温が30℃を超えた日。取手市内 )
台風19号の通り過ぎた翌日10/13(日)は、戻る暑さの中で、
利根・鬼怒・小貝の各河川の上流からの増水に身構えましたが、
( 10/13 11:20 筑波山がいつもくっきり見えるとは限らない。 6年後は大型ショッピングセンターの敷地に変化する一帯。取手市・国道6号線 )
翌10/14(月・祝)から、日平均気温は15~17℃台に下がり、
( 10/14 11:22 )
第37回・聖徳祭も、小雨に見舞われながらも、
( 10/14 13:00 地下の食堂横で「後援会バザー」・「十円均一」))
落ち着いた気温の中で、
( 10/14 11:20 自販機コーナーをリフォームした「後援会カフェ」は今年度よりデビュー。)
( 10/14 9:58 後援会模擬店チームの皆さん、開店前準備も一段落。)
一般公開日を迎えることができました。
( 10/14 11:16 後援会コーラス部。卒業生保護者の部員さんや、音楽科生徒も。)
準備から、公開、そして復元に至るまでの奔走で、
( 10/14 11:23 同窓会組織「聖朋会」の綿あめ屋さんに立つ9期生(中央)と8期生・会長(右) )
体調を崩しがちかと思いきや、
元気に授業に臨む生徒が多いのは、
( 10/14 11:09 中2・中1合同 「女性キャリア」 ザ・起業における商品開発・製造・販売 )
もしかすると、中間考査が今年からなくなったからかも。
去年は一般公開日の9日後からありましたので、
テンションが異なるのかもしれません。
でも、高三生などは、
「授業内実施で中間テストを受けたい」
と口を揃えます(とある、4単位の選択授業でです)。
( 10/14 14:49 探究発表・展示の部 )
9/9の15号、10/12の19号の二度に亘り、
台風の暴風域に直面した上に、各地から報じられる
亡くなられた方々の情報や、被災状況もあってか、
(中高生ならよくある)台風接近による休校に
期待を寄せるような論調は、いっさい耳にしなくなりました。
( 2019/10/17 13:34 JR外房線・勝浦付近 )
房総半島に行く機会がありました。
( 新旧の地形図を比較するサイトを見ながら、景観を観察するようにしています。)
9/9の台風15号では特に、内陸部や内房(南西部の沿岸部)で
強風による家屋の破壊の被害が大きかった地域です。
台風と関連しないこととしては、田などの耕地が
ススキの生い茂る耕作放棄地と化した所が目立つ点。
農業を後継するにも、地域柄、選択肢として、
観光業などのサービス業や商業の存在に軸足が移りがち
なのかとも感じます(統計・資料で確認しないと何とも言えませんが)。
乗客のメインは高校生、次に高齢者。
少し前まではたいがい、
服装やマナーの乱れが目に余る兄ちゃん姉ちゃんを
とりあえず見かけたものですが・・・。
おとなしくスマホをいじっています。
( 10/17 13:56 )
天津(鴨川市)あたりから、屋根をブルーシートとおもりで
守る家々が見えだし始め、鴨川市、南房総市東部、
西へ進むにつれて、その数が少しずつ増してゆきます。
( 15:01 )
館山市から北上、南房総市西部を経て、
鋸南町(きょなんまち)に入ると、
家の屋根や温室などの壊れ方がそれまでの地域には
見られない壊れ方をしていました。
( 15:02 )
1回目の台風から30数日が過ぎてもなお、
数人がかりで、屋根の傷みの修復に
かかっている様子が。
長期の停電に悩まされた地域でもあります。
( 15:03 )
この週末はまた大雨が予報されています。
恵みにも災いにもなる雨風の方は、
明らかに、近年徐々に、平穏さを失って、
荒れと乱れが増しておりまして、
上述の外房線車内で見かけた高校生から受けた
印象とは、対照的な気もします。
( 10/17 12:03 )
変化の要因をイメージして時間を過ごすことで、
見いだしにくいものが空間に見えてくるような気もします。
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