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卓536 精進・視野

水越 卓治 2020.01.03

令和2年・2020年に入りました。
残念ながら、今年に入ってまだ、
絶景らしい絶景を愛でておりません。

元日の初日の出も、今年は家から空を見上げて、
「こりゃ曇りだ」と判断。見に行く年もある、
近所の日の出スポットへ出かけるのは断念しました。

でも、今年の初日に自身や環境に対する願いを
かけた人の思いは、どうか報われてほしいと思います。

昨年見た景観で、最上位のものは、
梅雨時にも関わらず、空も大地も
その色冴えわたる善光寺平(長野盆地)の
眺望でした。


( 2019/6/25  13:02    ザ・盆地な景観です。)

眼下には、千曲川(信濃川、手前から奥への流れ)
の両岸に広がる標高350m前後の盆地の景。
20kmほど先にある長野市の辺りまで、
標高550mの山地斜面から一望できました。

撮ってきた頃に、当ブログにて景観を
ご紹介すべきところでしたね。

たとえ季節外れであっても、
水と緑に恵まれた国土の清涼感あふれる表情は、
他国の方々に日本を紹介する際に、
貴重な題材となりえます。

人によって、紅葉の渓谷や、白波打ち返す海浜、
国民性のよく表れている造形物、などなど、
選択・イメージする景は十人十色ですが、

今いる環境の景観や雰囲気の中に、
感謝すべき点、課題として検討すべき点を、
日々、読み取ること、感じ取ることも、
読書や対話と同様に、生きる上で
大きな意味をもつインプットです。

それを欠くと、たとえば、
「このへんって、何も無い。」と景観を
コメントする場面はよくありますが、

言い換えればそれは、「このへんって、
自分に関心のあるポイントが、 何も無い。」
と、自身の持つチャンネルの範囲の
広さ・狭さを披露しているようなものとも。

広い視野をもって、概念・景観に向き合って、
精進してまいりたいものです。

生徒の皆さんには、「精進(しょうじん)しいや。」
と、西の言い方で声かけるようなお題と
なってしまいました。

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