新学期の始まり
大田 萌子 2020.04.02
四月に入り、新学期が始まりました。
まだまだ暗いニュースが続き、気が滅入ることも多いですが、
先日学校帰りに家の近所を歩いていたら、
とても美しい風景に出会い、なんだかストレスも飛んでいきました。
夕暮れの小貝川、そして遠くに筑波山。心に残る美しい風景です。
この風景を見ていたら、頭の中に流れてきたメロディがあったので、ご紹介したいなと思います。
今までちょこちょこブログで曲をご紹介していましたが、今までは個人的な趣味により、
少々意図的に所謂知られざる名曲的なものをご紹介していました。
が、今日は名曲中の名曲をご紹介しようと思います。
よく吹奏楽でも演奏される、ボロディンというロシアの作曲家の「だったん人の踊り」です。
元々はオペラの中で合唱付きで演奏される曲で、オーケストラのコンサートでもよく演奏されます。
今回は(手前味噌で申し訳ないですが)私が去年演奏した、2台ピアノ版でお楽しみください。
そうだ、〇〇へいこう…という某CMでも流れているので、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この曲は、ポーロヴェツ人に捕らえられ、とりことなった人々が歌う望郷の歌「風の翼に乗って飛んでゆけ」からはじまり、その後ポーロヴェツ人がその指導者であるコンチャークをたたえる「ハーンのほまれの歌を歌え」というとても力強いシーンへと続いていきます。
この、風の翼に乗って飛んで行けの歌詞がとても素敵なのです…。
風の翼に乗って飛べ
故郷へ、我らの愛する歌よ
かの地では我らは自由に歌い、
歌いながら自由を感じたところへ
熱い空の下、
大気は喜びに満ち、
さざ波を聞きながら
山々は雲居にまどろむ
太陽が燦然と輝き
故郷の山々を光に包む
谷間には華麗な薔薇の花々が咲き乱れ
蒼い森には黒歌鳥が鳴き
甘い葡萄が繁る。
お前はそこでは自由、歌よ
故郷へ飛べ
まだ見ぬ中央アジアの草原への憧れもつのります。
生徒の皆さんも、ぜひまだ見ぬ場所、行ってみたい場所へのバーチャル旅行などを
この機会にしてみてはいかがでしょうか?