新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のための「臨時休業」が続いています。日々，これまで経験したことのない事態に直面し，不安な気持ちを抱えたまま新年度を迎えました。

生徒たちの顔を見ることのできない寂しさは禁じえません。しかし，取手聖徳女子中高の先生方は「生徒たちのため！」と思いを一つにして，日々，前進しています。その思いの温かさと力強さに，励まされる毎日です。

昨日，第一グラウンドのテニスコート横の「ぼたん桜」が綻び始めました。濃いピンクの八重咲きの花です。薄桃のソメイヨシノは満開を過ぎ，散り始めています。葉桜の季節ももうすぐです。

取手聖徳女子中高には，たくさんの種類の樹木が植えられています。前理事長の川並弘昭先生が「生徒たちに本物を見てほしい。教科書に載っている木をすべて植えよう！」とお考えになったそうです。

桜の木も３種類植えられています。卒業式の頃に咲く「河津桜」，４月初旬の「ソメイヨシノ」，そして４月中旬に咲く「ぼたん桜」と，長い期間，花を楽しむことができます。

二十四節気は「清明」を過ぎ，樹々が萌ゆる美しい季節を迎えました。

生徒たちが登校しないので，ポツンと寂しく佇んでいた「乙女の像」の周りも，少しずつですが彩りを取り戻しつつあります。

手洗い・うがいをまめにして，マスクをして過ごす日々。感染の危険にさらされながら奮闘されている多くの医療従事者の皆さま，本当にありがとうございます。不要不急の外出を控え，家で過ごすくらいしかできませんが，できる限りの自粛をして，感染しない・感染させないようにしていきたいと思っています。

取手聖徳女子中高の生徒の皆さん・卒業生の皆さん，健康に気をつけてお過ごしください。