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卓555 このような季節

水越 卓治 2020.05.15

新型コロナウイルス感染拡大防止策に伴う
学校休業から、もう2か月半。

ここまで、事態の局面が変化するにつれ、
報道やコミュニケーションの中で
使用頻度が急激に高まった語句や、
新語のような語句が次々と出現してきました。
思いつくままに書き取ってみると、

~このような事態~
*1. COVID-19
*2. ダイヤモンドプリンセス
*3. オーバーシュート
*4. 医療崩壊
*5. ロックダウン
*6. パンデミック
*7. アベノマスク
*8. 開催延期
*9. 3つの密
10. 休業要請
11. テレワーク
12. Zoom
13.  social distancing
14. 巣ごもり
15. 緊急事態宣言
16. 不要不急の外出は…
17. ステイホームウィーク
18. オンライン帰省
19. 大阪モデル
20. 東京アラート
21. 院内クラスター
22. 自粛疲れ
23.  withコロナ

CDのジャケットのような字並びですが、
これだけにとどまらない気もします。
「コロナ世代」の語だけは、数年後や
十数年後に、不快な使われ方をされない
ように願いたいし、守りたいところです。


******************************

*

オンライン授業も在宅実施が主ですが、
この日は2週間ぶりに、学校から。
授業以外で、打ち合わせる事がらがあった日でした。
*
*

*

( 2020/5/12  15:02 )



( 2020/5/12  13:37 中1地理・時差と標準時 世界時計のサイトURLを開けた瞬間、受講する生徒から歓声が画面越しに。 )
こちらのサイトURLを、プランに貼らせていただいておりました。https://24timezones.com/map_ja.php#/map



その翌日は在宅で。高三・選択地理B。
指導内容の順序を替え、
GIS、GPS、日本の災害と気候・地形、
を先行してリモート実施しています。
(GIS:地理情報システム  種類別に地図化された電子情報を、使いたいものだけ層(レイヤー)として重ね合わせて活用する電子地図。国土地理院のGISサイト「地理院地図」を使っています。)


たとえば、

左は、標高別に色分けされた地図。
これも、標高の区分の数値を、自分で選んで作成できます。

しかし、地名やおもな交通のかかれた「標準地図」を
基本的なレイヤーとして重ね合わされば、
右のような図になります。

松戸市と習志野市を結ぶ鉄道(新京成線)が、
緑色の低地をほとんどまたがずに、
平らな台地の上だけで敷設されている
(橋・盛り土・高架・切り通しなどの建設がほぼ不要)
ことなどもわかります。

選択地理の生徒7名は、3班に分かれてもらい、
「仮に温暖化で標高20mまで海面上昇したら?MAP」
「標高0m未満の地域MAP」
を、相談しながら作って、発表し合うという作業。
次の授業プランでいうと、右下の「D」の部分です。




班ごとに、各自でビデオ会議を始めます。
しばらくして、各班の会議にお邪魔しました。



2班さんの3人組の作業現場へ。
やり取りの会話にちょっとだけ混ざります。
画面左側で、必要な情報を選択して作成するのも、
家庭科の調理実習ばりの手際よさ(かも)。


関東平野の中央部。
なかなか奇抜な色遣いですが、
標高20m未満が青、以上が赤。
中央の「+」は本校の位置。水没ですね。




こちらは3班さん。
20m以上の区切り方に難点があったりもしますが、
標高0m未満を濃い青(群青)となるのは・・・、
東京東部(墨東地区)の荒川下流。
湾岸の埋め立て地よりも低く、やや盆地。




こちらの班の図は、0m未満の色は変えていませんが、
東京東部の「川の手」地域の低平さが如実に。

ただ、「京」の字のある
中央防波堤埋め立て地が真っ赤に染まっているよね、
・・・といった話も。
標高20mを超すほど、ゴミが積み上げられている。
大都市のゴミ処理限界の到来を
GISから垣間見た気がしました。

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